SNSで利益報告を見た後に、自分の口座を見る。
あの人はうまくいっている。それに比べて、自分は下手なのかもしれない。
そんなふうに感じたとき、何と何を比べたのかを、一度確かめてみてほしいのです。
相手が見せた勝った場面と、自分の損失も含めた全記録。もしこの二つを並べていたら、比較している範囲が違います。
私はXで、上達を振り返るなら、他人の一場面より自分の取引記録を見よう、と書きました。
投稿から分かるのは、そこに書かれた範囲
利益報告を疑う必要がある、という話ではありません。
その投稿が本当だったとしても、そこに、その人のすべての取引が載っているとは限りません。ほかの時期にどうだったか、どんな条件で取引していたかまでは、投稿だけでは分からないことがあります。
一方、自分の記録には、うまくいった取引も、失敗した取引も残っています。
片方が一場面で、片方が全体なら、それだけで自分の上手下手を決めるのは早そうです。
| 比べているもの |
その記録から分かること |
| 誰かが投稿した利益報告 |
投稿に示された取引や結果 |
| 自分の取引記録 |
自分が残した範囲の、利益も損失も含む経過 |
見えていない部分を、相手への憶測で埋める必要もありません。今ある情報だけでは比較できない、と置いておくこともできます。
自分の記録なら、次に見る場所を決められる
自分の取引を振り返るとき、結果の金額だけでなく、その時に何を考えていたかも残っていると、確認できることが増えます。
たとえば、次の三つです。これは振り返りのための問いです。
- ・始める前に、どんな条件を決めていたか
- ・途中で、その条件を変えたか
- ・変えたなら、何を見て変えたか
理由を書いていなかったなら、今回は分からない、でも構いません。次に残す項目が見つかったと考えられます。
利益が出たことだけで判断が良かったと言い切れず、損失が出たことだけで、すべてが悪かったとも決められません。だから、結果と、その前に行った判断を分けて振り返ります。
比較する前に、範囲をそろえる
誰かの報告から、知りたいことや学びたいことが見つかることはあります。
ただ、その一場面だけで自分の全部を評価しなくてもいい。
「これは、同じ範囲を比べているだろうか」と一度止まり、その後で自分の記録を開いてみる。そこから、次に確かめることを一つ見つけてください。
元になった投稿:他人の勝った場面と、自分の全記録を比べていないか