
『オプション取引の家庭教師』プロジェクト
キャンピングカーで全国を回りながら、将来に不安を抱える40代・50代がゆっくり丁寧に学べる場をつくります
はじめに
40代、50代になると、多くの人が同じような不安を抱えるのではないかと思います。
このまま定年まで働き続けた時に、体力はどうか。家族との時間は確保できるのか。
老後の生活は大丈夫なのか。収入だけでなく、時間や心の余裕も気になってきます。
私もその一人でした。長野県に住む45歳の会社員として、将来に対するぼんやりした不安を抱えながら、
20年間、電気設計エンジニアとして働いてきました。
そんな中で出会い、少しずつ人生の視界を広げてくれたのが、『オプション取引』でした。
一発逆転の話ではなく、仕組みを理解し、無理のない範囲で続けることで、
生活の選択肢を少し増やしてくれた手段です。
この学びを、自分と同じように将来に不安を抱えている人に、
できるだけわかりやすく、安心して試せる形で届けたい。
そのための一つの方法として、キャンピングカーで全国を回りながら、
少人数でじっくり話ができる『オプション取引の家庭教師』という
プロジェクトを立ち上げることにしました。
私について
投資の先生というより、
もともとはずっと「分かりにくいものを分かりやすくする役割」の人間でした。
私は電気設計エンジニアとして約20年、製品開発の中でも特に難しいとされる
電磁ノイズ抑制設計(EMC)の仕事に専念してきました。
EMCは、同じ電気設計者の中でも意見が割れたり、理解が分かれたりしやすい分野です。
その中で私に求められていた役割は、複雑な技術の話をかみ砕いて、
機構設計、ソフトウェア開発、デザイナー、商品企画といった異なる分野のメンバーに伝え、
チームとして納得できる形にまとめることでした。
専門用語を並べるのではなく、比喩や簡単な図を使って説明する。
原因を分解し、どこから手をつけるかを整理する。
チェックリストで再発を防ぐ。
そうした地道な仕事を長く続けてきました。
この経験は、投資教育にもそのまま生かせると感じています。
難しそうに見える仕組みを分けて考え、どこから手を付ければよいかを整理し、
再現しやすい形に落とし込んでいく。
『オプション取引』も、こうした手順で一緒に整理していけば、
決して特別な人だけの世界ではありません。
投資との付き合い方
投資自体は15年ほど続けています。土台としては、インデックスファンドのような長期の積立投資を行い、
そこに『オプション取引』を組み合わせる形をとっています。
長期の積立は、将来の生活を支えるための「器」を育てるようなイメージです。
一方で『オプション取引』は、今の手取りやキャッシュフローを調整したり、
株式の値動きに対して少し余裕を持たせるための手段として位置づけています。

私が大切にしているのは、「資産額を最大化する」ことそのものよりも、
自分の時間と判断力を守りながら、「無理なく続けられる形を整える」ことです。
お金の数字だけを追いかけるのではなく、時間や心の余裕も含めて、
全体としてバランスの良い状態を目指しています。
なぜオンラインではなく、リアルの家庭教師なのか
今は、投資に関する情報や講座は、探せばいくらでも見つかる時代です。
動画、書籍、オンライン講座、ブログなど、知識そのものはかなりの部分を無料で学ぶこともできます。
それでも、多くの人が「知ってはいるけれど、実際には動けない」という状態で止まってしまいます。
私自身も、最初は同じようにつまずきました。
スポーツに置き換えると、これがよくわかります。
野球、サッカー、テニス、スキーなど、どんな競技でも、本や動画だけでは上達しません。
できる人に教わり、一緒に練習し、自分の癖を指摘してもらい、
何度か失敗しながら少しずつ形になっていきます。

いきなり世界トップの選手に教わるよりも、
少し先を行く先輩や、現場で教えているコーチに付く方が、初心者には分かりやすいことも多いものです。
視点が高すぎると、初めての人がどこでつまずいているのか、見えにくくなるからです。
投資も、実はこれと同じだと感じています。
情報だけでは、「自分の判断が妥当なのか」「どこまでが許容範囲なのか」を確認しづらい。
その場で質問したり、具体的な例で一緒に考えたりする時間があると、
理解の深さと安心感がまったく違ってきます。
そのため、私は録画教材や一方向のセミナーではなく、
目の前の一人と向き合う家庭教師の形を選びました。
すぐ横で質問ができて、自分のペースでかみ砕きながら学べる場の方が、
実際に「使える力」につながると考えています。
なぜ『オプション取引』なのか
投資と言うと、銀行預金、長期の積立投資、個別株、FX、仮想通貨、不動産など、さまざまな選択肢があります。
それぞれに良さがありますが、40代や50代の会社員が、
本業や家族との時間を大きく削らずに取り組もうとすると、無理が出てくる方法もあります。
他のよくある手段との比較
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銀行預金や定期預金は、安心感は高い一方で、物価の上昇には追いつきにくく、
将来の不安を和らげるには力不足な場面もあります。 -
積立NISAやiDeCoなどの長期インデックス投資は、将来のための資産形成にはとても有効ですが、
今の手取りをすぐに増やすような役割は持っていません。 -
個別株は、うまくいけば大きなリターンがありますが、銘柄選びやタイミングの判断に時間とエネルギーが必要で、
本業と両立するのはなかなか大変です。 -
FXや仮想通貨は値動きが大きく、気づけば常にチャートを見てしまうような状態になりがちです。
精神的な負担も小さくありません。 -
不動産投資は、うまく組み立てれば安定した収入源になりますが、
まとまった資金やローン、管理など、準備することも多くなります。
こうした中で、私が『オプション取引』を取り入れている理由は、
「長期投資の土台」と「今のキャッシュフロー」の間をつなぐ役割を
果たしてくれると感じているからです。
大きく増やすことよりも、将来の備えを守りながら、今の生活にも
少し余裕を持たせるための調整弁として向いていると感じています。
私が扱う『オプション取引』は、レバレッジをかけて一気に増やすことを狙う形ではなく、
現金や現物株をきちんと用意した上で、
その範囲内でプレミアムを受け取るような使い方を前提としています。
価格だけでなく、「時間」という要素も味方につけることで、
強気相場でも、横ばい、やや下落といった場面でも、
できることの幅が少し広がります。

もちろん、『オプション取引』にもリスクはあります。
想定を超えて相場が動くこともありますし、
仕組みの理解がないまま始めれば、何が起きているのか分からないまま損失を抱えることになります。
だからこそ、「派手な利益を目指すための道具」としてではなく、
自分が許容できる範囲で、時間と条件をあらかじめ決めた上で使う手段として、
落ち着いて付き合っていくことが大事だと考えています。
どんなサービスを考えているか
私が提供したいのは、「魚」を渡すことではなく、「魚の釣り方」を一緒に身につけていく時間です。
一時的な答えではなく、自分で判断し、自分のペースで続けていける力を育てることを目的としています。
具体的には、『オプション取引』の中でも、現金や現物株をきちんと持ったうえで
プレミアムを受け取る「ホイール戦略」をベースに、デモ口座を使いながら、
次のような操作を自分の手でできるようになることをひとつの目標にします。

- プットの売り注文(ターバイ)
- 現物株を保有したうえでのコール売り(カバードコール)
- 現物株100株を成行や指値で購入する操作
- 現物株100株を成行や指値で売却する操作(利確や損切りも含む)
これらの操作を、なぜその価格帯なのか、どの程度のリスクを取っているのかを説明しながら、
自分の言葉で説明できる状態になることを目指します。
銘柄を推奨したり、売買を指示したりすることはしません。
あくまで、仕組みを理解し、自分で判断できるようになるための考え方や手順を、
一緒に整理していく家庭教師という立場で関わります。
3つのお約束
安心して学んでいただくために、次のような約束を大事にしています。
- 銘柄の推奨や売買の指示はしません
- ご自身が理解していない状態で先に進めることはしません
- 最終的な投資判断は必ずご自身に行っていただきます
この3つを前提にしながら、無理のない範囲で「自分で考え、決めていける力」を一緒に育てていきたいと考えています。
なぜキャンピングカーなのか
私がキャンピングカーを使いたい理由は、大きく二つあります。
一つは、住んでいる場所に関係なく学びの機会をつくりたいからです。
都市部にはセミナーや勉強会がありますが、地方ではそうした場にアクセスしづらいことも多いです。
移動手段を自分で持つことで、こちらから会いに行くことができます。
もう一つは、学ぶ環境そのものを整えたいからです。
少し自然のある場所や、落ち着いたスペースで、
コーヒーでも飲みながらゆっくり話をする方が、
将来のことやお金の話をしやすいと感じています。

キャンピングカーの中に、簡単な作業スペースや電源環境を整え、
パソコンを開いて一緒に画面を見ながら学べる、小さな移動教室のような形を思い描いています。
クラウドファンディングでお願いしたいこと
このプロジェクトは、現時点ではまだ構想段階です。
今後、キャンピングカーの導入や法人としての体制づくりが整い次第、
クラウドファンディングなども含めて、
あらためて正式な形でのご支援のお願いをしていく予定です。
資金の使い道や活動の様子については、決まりしだい、
このページや各種SNSを通じてできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
準備の進み具合も含めて、過程も含めて見ていただけるように整えていきたいと考えています。
もし「おもしろそうだな」「もう少し様子を見てみたいな」と感じていただけたら、
まずはXでの発信を見守っていただけるとうれしいです。
下記の投稿では、このプロジェクトのきっかけや想いを簡単にまとめています。
『オプション取引の家庭教師』プロジェクトについてのX投稿はこちら
よろしければ、いいねやリポストという形で、
静かに背中を押していただけるととても心強いです。
本格的なクラウドファンディングを始める前の段階として、
「どれくらいニーズや関心があるのか」を知る大切な手がかりにもなります。
おわりに
私が目指しているのは、極端な成功談や、派手なストーリーではありません。
大きく跳ねる代わりに、急に落ち込むようなものでもありません。
どこにでもいる一人の会社員だった人間が、
自分なりに仕組みを学び、試行錯誤を重ねてきた経験を、
同じように悩む人に分かりやすく手渡していきたい。
そのための形として、このプロジェクトがあります。
もし、この取り組みに少しでも共感していただける部分があれば、
応援や周りの方へのシェアという形で見守っていただけると、とても心強いです。
もちろん、無理のない範囲で構いません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
また時々、このページに戻ってきていただけると、とてもうれしいです。
少しずつですが、準備の進捗や現地での様子なども追記していく予定です。